色の変化
今日の幼児クラスでは色の変化を楽しむ姿が見られました。
紫キャベツをちぎったり年長さんは包丁で切ったりして準備をしました。
紫キャベツを見ている子ども達に「どんな色かな?」「どんなにおいがする?」と聞くと「いつもは黄緑のキャベツだよ」「紫もあるけど、白もある」「キャベツのにおいがする」などなど・・・。その後キャベツを煮ると「いいにおい」「くさい」「黒になってる」「肉みたいなにおいがする」「紫になってる」とさまざまな発見がありました。
「何でキャベツの色が変わったのかな?」という質問に「キャベツが水を吸って薄い色になったんだよ」と言う子がいました。何でそうなるのか?自分の中で理論を立てて発言していました。
その後、冷ました紫色の煮汁に砂糖、塩、酢、レモン、重曹を入れると・・・不思議なことに色が変わるものがありました。子どもたちは「赤になった」「緑になってる」などと興奮した様子。
さまざまな発見や不思議さを感じた子どもたち。余った煮汁は今後染め出しに使います。
また他のお部屋では赤しその葉でジュース作りをしました。においをかぐと「梅干しのにおいがする」「ゆかりのにおいがする」「おにぎりのにおいがする」などの声が聞こえました。枝から葉をとったり、洗ったりして子どもたちで準備をしました。
その後、透明なお湯の中に葉を入れ煮るとお湯の色にも変化があり、紫色だった葉が、緑になってきたのを見て「お湯で色が取れちゃったんだね」と言っていました。透明なお湯の色にも変化がありました。また鍋に沢山入った葉も小さくなり「何でだろうね?」と聞くと「お鍋の中で焼けてどんどん小さくなったんだと思う」と子どもたちなりに考えていました。砂糖を入れて煮立たせ、最後に酢を入れて完成です。冷やして明日飲みます。どんな味やにおいがするのか楽しみです。
今回は「色の変化」に焦点を当てて子どもたちと様々な発見や不思議さを共有し、探究心に繋がっていきました。今後もさまざまな実験を通して、子どもの発見に耳を傾けたり、不思議さを追及したりした保育を展開していきます。
2022年7月14日更新